TOEIC 試験を、受けてきた。
今回、2021年5月開催の 268回を受験された方、お疲れさまでした。
私にとっては久方ぶりとなった今回のTOEIC受験。そこで今回の受験にあたり、私が準備したことや感想、そして受験の狙いなどについて書いておきたいと思う。
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感想「想像通りだった。」
さっそくだが、久々の TOEIC 受験の率直な感想としては、「想像通り。」といった感覚が自分の中で最もしっくりくる表現になろうかと思う。
では何が ”想像通り” だったのか。そこには2つの要素がある。
1つ目は、「自分の実力 (英語力) はこんなもんだろうな。」という感覚と、実際に試験問題を解いている時の解け具合に、それほど大きな乖離を感じなかったということ。
そして2つ目は、本番の試験でも、試験問題に慣れておこうと考えて直前に2回ほど解いた「公式問題集」の時の手応えそのものだったということだ。
自分の「実力」は想像通り
まず1点目の ”自分の実力” という部分に関してだが、TOEICという試験は、そこに特化した試験対策を講じれば、ある程度の点数の底上げは可能な試験だと思われる。
実際、過去にTOEICを何度も受験している周りの人間に聞いてみてもそのようなことを言っている人間は多いし、YouTube やネット上などにあふれかえる ”TOEIC対策” を謳う情報などを見聞きしても、やはり概ね同じようなことを言っていることからも、おそらく間違いはないだろう。
その点において、自分自身の実力を図るという意味では、問題を解くにあたり、特段事前対策などを講じずに受験した場合、テクニカルな解答術を持たずに臨むことになるため、より真の実力を反映できると考えて差し支えはないだろう。
そして今回、私はそのような自分の本当の実力ベースでどの程度戦えるのかということを試してみたかったのだ。
したがって、今回の受験に際して特別な対策と言えるような勉強はしていない。
その結果、自分で感じていた英語力 (得意分野も欠如していると自覚している部分も) に狂いはなかったと感じたわけだ。
少し具体的に言うと、これは TOEIC という試験に臨むにあたって求められる「語彙力」や「文章読解力」、そして「リスニング力」など、その全てにおいて、おおよその自分の想像していた範疇を外れるということは、良い意味でも悪い意味でもなかったということを意味している。
「思ったより力がついているんだな。」という意外性を感じることも、「まだまだ圧倒的に力不足だな。」と危機感を募らせることもできず、中途半端な感覚で終えたことは少し寂しい気もするものの、逆に言えば、自分の実力をある程度正確に見積もる事ができていたという点で、評価できると言っても良いのかもしれない。
また、TOEIC 試験の開発者側が、「この試験は常に受験者の受験時の英語力を適切に測ることができる内容となっており、受験する回によって問題は異れど、英語力が同じならば同水準の点数が出るよう設計されている。」と謳っていることからも、一応今回の結果は正しく自分の英語力を評価したものだと捉えて良いのではないかと思われる。
出題される「問題」も想像通り
さらに2つ目の ”想像通り”、つまり「公式問題集」から大きく外れるような奇想天外な問題が出されるなどということも無かったという点に関しては、文字通り「試験問題が想像の域を出なかった」という意味である。
これは、今さら改めて言うまでもないことではあるが、TOEICで高得点を狙いたい受験者にとっては、かなり有利なポイントであると言えよう。
つまり、TOEICはそれほど突拍子もないような問題を出してきたり、トリッキーな選択肢で事前対策が無意味と化すようなことはないということが言えるわけで、しっかりと照準を合わせた事前準備ができてさえいれば、ある程度のところまでは高得点が狙える試験だということが明確なのであるということだ。
一方で、問題の中に、明らかに惑わせようとしているな、とか、引っ掛け問題だなと思えるような出題形式、選択肢が用意された問題もあったため、これはTOEICという試験の特性と捉えて、そこを意識した対策というものも必要ではあると思われる。
いずれにしても、今回私が受験した感想としては、以上のように ”想像の域を出ない” という結果となったというのが率直な所だ。
ただ、”実力” の部分での予想通りという点について念の為補足しておくと、私に足りないのは、結局の所まだまだ「語彙力」と「文法知識」だということを改めて痛感させられた。
語彙力は、特に TOEIC 対策としての出題されやすい傾向の語彙を増やしていくことが、高得点を狙う上では有効なのは改めて言うまでもないが、自分の中で「これぐらい知っておきたい。」「これまで何回も出くわしているけど、完全には覚えきれていない。」という単語や句動詞がまだまだ多いのだ。
さらに文法に関して言うと、いわゆる ”細かな部分”、品詞の区分けや時制など、外国人相手に話すには通じなくはないが、実際は間違っているという文法的なミスが多いことに改めて気付かされた。
したがって今後 TOEIC 受験に際しては、そういった部分、「語彙」、「文法」といった所を重点的に強化して臨むのがベストなのだろうと思う。
おそらく点数的には、650-700点前半といった所ではないかと予想するが、あとは結果を待ちたい。(と言っておいて全然低かったらかなり恥ずかしいが。)
TOEIC受験の「経緯」と「狙い」
ここで補足情報として、今回、これが初めての TOEIC 受験に関する記事となるため、ついでに少しだけ、そもそも私がTOEICを受けてみようと思ったきっかけについても簡単に触れておこうかと思う。
と言っても、それほど深い話でもないのだが、私が TOEIC 受験を思い立ったきっかけ、それは単に ”力試し” をしてみたかった、ただそれだけの理由からだ。
「どれぐらい解るものかな?」
「今受けるとどんな点数が出るのかな?」
そんな軽い気持ちがベース・出発点となっていたわけだが、実はそれに加えて、もう一つ大きな理由を持っていた。
それが「”英検”との対比」だ。
実は私は今、『英検1級』の取得を目指して勉強を始めたばっかりだ。
英検受験について詳しくは、他の記事で書いていきたいと思っているのだが、
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【 英検 (準1級) 】2021年度第1回 受けて来た|初受験の感想・注意点など
【 英検・準1級 】を受けてきた。 今回、2021年度第1回を受験された方、お疲れさまでした。 私個人としては、あくまで【 英検1級 】合格へ向けた序章に過ぎないが、今回初受験を終えてみて、正直、 「 ...
要は、
「英検の受験に際して、英検の結果が○○だった時、TOEIC の点数として示される自分の英語力はこのぐらいか。」
ということを目安として知りたい、と思ったということだ。
また、これはこれから TOEIC や英検の受験を検討している、ひいては英語の勉強をしようと決心した全ての人にとって、何かしら有益な情報になり得るのではないかと思ったというのも理由としてあった。
したがって、私の英語試験の照準は、あくまで常に「英検」に置かれているということになるわけで、(とはいっても、今回は英検対策も全く行ってはいない。その点は後述。)これから「英検1級」に合格できるまで、TOEIC (勉強なし) を並行して受けることで、自分の実力を測ると同時に、英検とTOEICの点数の相関関係についても検証していきたいと思っている。
もしかすると将来的に「TOEIC 満点を目指したい!」などと言い出しているかもしれないが。
英検や TOEIC、そして英語の勉強そのものに興味のある方は、ぜひ引き続き takahilog をチェックしてもらえい、一緒に英語力アップを目指してもらえると嬉しく思う。
準備
さて、今回の TOEIC 受験に際しての ”準備” という部分については、前述の通り、今回は特段特別な試験対策は講じていない。
ただ、”無勉強” とは言っても、さすがに試験の流れに全くついていけないというのも、逆に実力が適正に反映されないだろうということで、一応、「公式問題集」を手に入れ、
試験形式の予習だけは行ったというのも前述の通りだ。
具体的には、この公式問題集についている本番を想定した形式の問題を2回分解き、ネット上にある「TOEIC 受験時の戦略」的な記事にいくつか目を通したという程度で試験本番に臨んだ。
繰り返しになるが、私の試験への挑戦は、あくまで「英検」に照準を絞っており、TOEICは比較対象として捉えているので、それで構わないと考えている。
まとめ
以上、今回は TOEIC 受験を終えての感想をつらつらと書いてみた。
今はとにかく「英検1級」をとりたいという思いが強いため、自分としてはそこを目指していくのだが、その過程を共有することで、英語を勉強する読者の方々のお役に立つようなことが少しでもあれば、これ幸いである。
英語を勉強されている老若男女の皆さん、引き続き、一緒にがんばりましょう。
それでは、また。