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コンパクトに収納できるランタンポールを自作してみた

キャンプの大切なお供の1つであり、その場の雰囲気を良い感じに盛り上げてくれる名脇役、”ランタン”。

今回は、そのランタンを吊るすためのランタンポールを自作したというお話です。

ランタンポールをネットで探すと、様々なブランドから様々なタイプのものが売られていますが、どれも結構なお値段です。そこで、安く済ませるために自作しようと考えたわけです。

そしてもう1つ、自作しようとした理由があります。それは、市販のランタンポールはどれも収納時(折りたたみ時)でも 70cm-100cm以上と、非常にかさばるものばかりだったので、短く収納できるものが欲しいと思ったことです。

収納性と機能性を兼ね備えたランタンポールを安く作ることを目標にして、いざ、作業開始です!

 

ランタンポール完成形のイメージ

完成形のイメージとして私が最初に考えていたのが、

  • 収納時に長さ40-50cm程度に収まること
  • 使用時の高さが200cm以上あること
  • 設置・収納が簡単で工具不要な構造であること
  • 設置パーツが少なく済むこと
  • できるだけ軽量であること

こんな事を考えながらイメージを膨らませていきました。

そもそもの出発点である、”安価に済ませる”ということに加え、軽量コンパクトであることは当然のことながら、組み立てに手間取る様な複雑な構造ではなく、あくまでシンプルに使えるものが良いと考えていました。

ランタンポールに吊るすことになる「ランタン」と一言で言っても、これまた数多くのブランドから、数多くのものが市販されており、そのサイズ、重さなどは実に様々です。

私のあこがれはやはり、【Petromax HK500】なのですが、残念ながらまだ持っていません。いつかは手に入れたいですね!

いつの日か、この「HK500」を購入することを夢見た場合、制作するランタンポールにもそこそこの強度を持たせておく必要があります

ランタンポールに強度を持たせるためには、ポール自体に強度の高い素材を用いるか、ポールの建て方を工夫するかです。

私は後者を選択しました。その理由は、前者の、ポール自体に強度を持たせる方法をとった場合、「重量が出る」「長さを確保する必要がある」という様に、私のポール制作の主目的とは真逆の特性になってきてしまうからです。

そこで、短いパイプを何らかの形でつなぎ合わせ、地面にしっかりと固定することで強度を出そうと考えました。

完成形は最後のお楽しみとして、まずは材料の買い出しです。

あなたも是非完成形を予想してみてください。

 

ランタンポール制作に使う材料を買い出し

何はともあれ、材料の買い出しです。

私が想定した必要となるものは、

  • パイプ
    ポール本体となるもの
  • ジョイント金具
    短く収納されたポールを使用時に長尺にするもの
  • ロープ
    ポールを地面へと固定するもの
  • ペグ
    ポールを地面へと固定するもの

こんなところです。

正直言うと、いろいろと構想を立てながらホームセンターへ向かい、使えそうなアイテムを品定めしながら、最終的なイメージを固めていきました。

それでは、順に材料を確認していきましょう。

まずは、ポールとなるパイプですが、当初は携帯時の軽量化を考えて「アルミ」素材を想定していました。しかし、実際にホームセンターで長めのアルミポールを持ってみると、予想以上にしなります。つまり、重いランタンを吊り下げると、ポール自体が耐えきれなくなる可能性が出てくると思われました。

したがって、ポールの素材は「ステンレス」にすることとし、16mm径のステンレスパイプを、予備分も含め、1,820mmと 910mmの2本購入しました。

次にジョイント金具ですが、これは当初パイプの外側にステーを取付けてジョイントしようと考えていたのですが、ホームセンターをうろついていると、「塩ビパイプ」なるものを発見し、私の頭のなかにジョイント方法が思い浮かんだため、これを採用しました。

次にポールとなるステンレスパイプと塩ビパイプを固定するための金具ですが、これには「蝶ネジ」を採用しました。理由は、これも今回の制作の条件の1つである、素手で簡単に設置できるものとするためです。

これを普通のボルトやネジにしてしまうと、ドライバーなどの工具が必要となってしまいます。十徳ナイフのようなマルチツールを使用しても良いのですが、蝶ネジを使用することで、素手で締めたり緩めたりすることが可能になります。

最後に、ロープとペグですが、これはすでに所有しているものがありますので、特に買い出しはせずにそれらを使用することとします。

材料を加工

先に申し上げておきますと、我が家には、数多くの工具があり、大抵のものを制作するのに困ることはまずありません。DIYが趣味で、半分プロの様な言わば”セミプロ”の父が所有しているものです。

でもご安心ください。ここで使用する工具類は全て一部のホームセンターの「工具貸出コーナー」にも置かれているものになりますので、あなたももし同様の作業をされるという場合には、お近くの(大きめの)ホームセンターに作業スペースへ行ってみてください。

余談はさておき、まずはポールをカットしていきます。

ジョイントに使用する塩ビパイプも同様にカットします。

全てカットできたら、パイプのうち一本の先端を地面に刺せる様に鋭利にしておきます。

なんとなく、見えてきましたね。

 

切り口をヤスリがけで滑らかにしたら、

実際にジョイントしてみます。

いかがでしょうか。

これが私がイメージしたジョイント方法です。
これに外側から蝶ネジを通して固定すれば、短く切断されたパイプが繋がって、長尺のランタンポールになる、というわけです。

 

あなたの頭の中もこのイメージでしたか?
もっと良い方法があるかもしれませんが、私が思いつく限り、今のところこの方法が限界でした。

『コンパクト収納ランタンポール』の完成!

lanternpole

  1. 切断されたコンパクトなポールを、ジョイント部の塩ビパイプでつなぎ
  2. 先端を鋭利にしてあるパイプを地面に突き刺し
  3. パラコードとペグを使って3点を地面に固定

そうすれば、あっという間に”ランタンポール”の完成です。

いかがでしょうか。
なかなかの出来に、自分としては満足しています。

苦労して作った割に、吊るされているのは、今のところ、可愛らしい「たねほおづき」ですが。。。(w
パイプの先端には小さな穴を開け、Sカンでたねほおづきを引っ掛けています。

このランタンポールのウリは、何と言ってもその携帯性の良さです。

設置の手軽さという面においては、「スノーピークのパイルドライバー」のように、単純に上からカンカンと叩いて地面に挿せば良いだけのシンプルな構造には負けますが、

「パイルドライバー」は収納時でも110cmもの長さがありますので、収納時約45cmまでコンパクト化できる携帯性は圧倒的に今回の作品に軍配が上がるでしょう。

家に余っていた、折りたたみチェアの袋に収納してみました。
※袋に記載のブランド名等は、今回の作品とは一切関係ありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

作業工程や工具類を見ると、少し大袈裟な感じもしますが、難しい作業は特にありません。
パイプを切断して、少し磨いてやっただけで、ホームセンターにある貸出工具類でも十分に製作可能です。

因みに予算は、

  • ステンレスポール(1,820mm):1,180円
  • ステンレスポール (910mm):748円
  • ジョイント塩ビパイプ(16mm径、450mm):125円
  • ジョイント金具 蝶ボルト(@38円×11コ):418円
  • ジョイント金具 蝶ナット(@58円×11コ):638円

合計:3,109円

固定用のパラコードやペグ、Sカンなどは既に持っているものを使用しましたので、概ね4,000円以内で作成できました

市販のランタンポールだと、私が探した範囲では4,000円前後が最安値でしたので、同価格で最も大きなメリットである携帯性を獲得できたことには非常に満足しています。

ランタンポールの収納に悩む全国の皆さんの参考になれば幸いです。(そんな人いませんかネ。)

PS. ここでは、「タープポールに引っ掛ければ良い」とか、「カメラの三脚を利用すれば良い」とか、「そのへんに落ちている流木などでトライポッドを作れば良い」とか、「そもそもテーブルの端に置いておけば良い」といった類のツッコミはなしでお願いします。(w

独立したランタンポールには、テーブルとの位置関係や高さ等の距離が自由に設定できるというメリットもあります。夏場などは、少し遠目に明るめのランタンを設置することで、虫をそちらに集中させることも可能になります。

まあ、そうは言っても、最後はあくまで、”自己満”です。悪しからず。

それでは、皆様、良いキャンプライフを!!

【後日談】

まあまあ苦労して制作した、今回のランタンポールですが、、、その後キャンプ用品などを物色していて、見つけてしまいました。良いものを。

コレです。

これなら、コンパクトに収納して持ち運べて、設置・撤収も楽ちんです。

大袈裟な作業が面倒な方で、予算が許す方は、是非。

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