速報!
2021年7月20日、つい先程、「2021年度第1回 英検・二次試験」の合否が発表された。
今回の私の受験結果は!?
・・・・・
合格!!!
パチパチパチ。(一応)
ということで、タイトルから察しがついていた方もおられるかとは思うが、今回無事『英検 ”準1級”』を取得することができたので、簡単にその感想と今後の英検受験についての私なりの方針について話してみようと思う。
もうすぐ英検受験を控えていて、今これを読んでくれている人や英語の勉強の箸休めとして読んでもらえると嬉しく思う。(最後に受験者には朗報も)
それではいってみよう。
『英検準1級』に合格した感想
今回、なんとか『英検準1級』に無事合格することができた。
ただ、率直に言うならば、気持ちの上ではほとんど ”無” に近い状態というのが正直なところだ。
その理由はいくつあるが、まず1つは、やはり今回は ”無勉強” で試験に臨んだということが最も大きな要因な理由になるかと思う。
これは当然ながら、「”無勉強” で合格したこと」を自慢したいとか ( 準1級では何の自慢にもならないが ) 、「余裕で受かった。」というようなことをひけらかしたいわけでは、まったくない。
単純に、今回の英検受験の動機が、「自分の中での力試しをしたかった。」ということだからだ。
試験対策本などを購入し、「問題形式に慣れる」という作業は多少行いはしたものの、それも筆記・面接それぞれ10時間もいかないぐらいの勉強量だろう。
そのため自分の中で、この試験に賭けて必死に勉強し、「絶対に合格を勝ち取るんだ。」というような気持ちがなかったことが、この ”虚無感” を生んでいることに間違いはない。
そしてもう一つ、あまり実感が湧かない理由として、自分の英語力がそれほど高くはないことを自覚しているということが挙げられる。
これは「英検 ”1級”」に合格した人でさえ、同じような感覚を覚えるということを耳にするのだが、もちろん英検1級取得に向けて相当量の勉強、特に語彙力の強化などに取り組むことは必須となってくる一方で、読む・聞く・書く・話すという ”4技能” が、英語圏で何不自由なく通用するレベルにあるかと問われると、そこまでには達していないと自覚している人が多いということになるのであろう。
もちろん、もともとの帰国子女の方や海外生活の長い人、国際経験の豊かな人などはそれには当てはまらないものの、”純ドメ” で海外経験もそれほどない人が、自力で国内で英語力を高めていった先に英検合格を勝ち取った場合などにおいては、やはりそうした感覚が強いということらしい。
私もまさにそういった感覚だ。
ただ、今回私が取得したのはあくまで ”準1級” であり、まだ遠くの ”頂 (いただき) ”である【 1 級 】があるわで、大口をたたくことはできないということはもちろん自覚してもいる。
大口をたたく、というよりもむしろ、「こんな私でも準1級を頂いてしまって大丈夫?」という気持ちのほうが強いということだ。
逆に言うと、これからはそうはいっても一応、「英検準1級・資格保持者」という肩書を謳えるわけだし、周りからもそういう目で見られることになる。
そういう意味では、自分への「もっともっと英語力を高めていかなければ」という ”プレッシャー” を与えるという意味では、ありがたい存在になってくるのかも知れない。
いずれにせよ、現時点での「英検準1級」合格の感想としては、「英語力はまだまだ序の口ですので、まだまだ精進します。」といった所だ。
「試験なんだな。」と感じた
そして今回の英検受験を通して感じた事の一つとして、「やっぱり英検というのは ”試験” なんだな。」という感覚を持ったということもお伝えしておきたい。
「何を当たり前のことを。」と思われるかも知れないが、これはこれから英検を受験しようとする人にもぜひ知っておいてほしいことなので話しておきたいと思う。
この言葉の真意を先に言ってしまうと、「英検」という試験は、結局は「検定 ”試験”」なのであり、試験対策さえしっかりと行うことさえできれば、必ず ”合格することができる” ものなのだということだ。
そして、これが今回最も言いたいこと、そして伝えておきたいことになるのだが、
「英検」という試験は、「取得すれば ”英語が話せるようになる”」ようなものではない、ということだ。
さらにこのことは「1級」でも同じことが言える。
つまり、英検というものが、その他の資格試験等と同じように、資格試験である以上、一定の形式・基準・規則性の中で行われているわけであって、そうしたレギュレーションや傾向といったものにきっちりと対応できていさえすれば、その資格を取得することは不可能なことではまったくないわけだ。
例えばこんな英語の実力検定試験があったらどうだろう。
受験者はある英語圏の家族の家に1週間から2週間ホームステイをする。その間、そこに住む家族全員が採点者となり、その都度コミュニケーションの能力を図られている環境で、時折リーディングやライティングといった一定の「試験形式」に則った課題も出してこられ、それに制限時間内に回答することも要求され、ホームステイ終了後、その受験者の本当の意味での英語圏で通用する英語力というものが評価される。
こんな試験があったとして、その会話や筆記試験の内容に様々なジャンルの話題が取り上げられるとなった時、はたして英検1級の資格保持者が皆合格を勝ち取ることができるかと言われれば、かなりハードルは高いと言わざるを得ないだろう。
しかしそれも当然のことで、なぜなら”求められるもの・能力” が違うからである。
つまりここで私が言いたいことは何なのかと言うと、「英検」という試験は、そんな風にして ”フリー” の状態で、どんなボールが飛んでくるかも分からない中で英語を使いこなせる力を試されるといったシビアなものではなく、あくまで過去の試験から傾向がある程度予測でき、一定の試験形式や規則性の中でその受験者の実力が測られることになる試験だということであり、そうであるならば、英検という試験は、正しく対策・勉強を行うことができた人ならば、誰にでも絶対に取得できる資格だと言えるということだ。
これから受験される方はぜひこのことを頭に置いておいたもらえたらと思う。
英検受験者の2つのパターン
また、英検受験者には 2つのパターンの人間がいるという特徴も今回改めて発見したことだ。
1つは、「英検」という ”資格” 自体が欲しくて受験するというパターン、そしてもう一つが「自分の英語力を伸ばしたい。」という思いがあって受験するというパターンである。
この2者には非常に大きな隔たりがあることは言うまでもない。
前者が「資格さえ手に入れば良い」と考えている一方で、後者には「(英語力向上のための)終わり」がない。
別に私は「資格取得を目的として英検を受験すべきではない。」と言いたいわけでは決してない。それも立派なひとつの ”志” であり、1級などにいたっては、そう簡単に合格できるものでもないこともよくよく承知しているつもりだ。
ただ、その違いが最も大きく現れるのが、”合格後” の英語との向き合い方だ。
後者の人間、つまり「英検取得」は通過点だと考えている人にとって、英語の勉強はほぼ永遠に続いていくことになる。
したがって、英語力向上を目指す強者達というのは、やはり英検1級取得後も、自分なりにその力を高めていくための取り組みを続けている人がほとんどだ。
では私はどうなのかというと、もちろん後者、英語力自体を磨いていきたいと思っているタイプである。
「英検1級が欲しい。」という願望は当然持ってはいるものの、それ以上に「日常生活からビジネスシーンまで、なに不自由なく英語を使いこなせるだけの力を身に着けたい。」という気持ちの方が強いのだ。
ということで、最後に今後について少し話をして今回の総括としたい。
今後の英検受験について
何度も繰り返しになってしまうので、ここは簡単に行きたいと思うが、これから私は「英検1級」取得を目指して勉強していきたいと思っている。
そもそもそれが私の当初の目標であったわけで、ある意味で今回の準1級受験は、自分のポジションを自認するための ”確認作業” とも言える位置づけのものだった。
そして今回、運良く合格することができたのだが、やはり1級を取っておきたいという気持ちに変わりはないので、これからが「いよいよ本番!」と気合を入れ直し、しっかりと基礎固め、語彙力の強化、試験問題対策に励んでいければと思う。
最後に、これから英検準1級を受験するという人に一言だけ言いたい。
「あなたは必ず合格する。」
ただしそのためには、「正しい準備」と「取り組み」が不可欠だ。
真の意味での英語能力の向上と、英検資格を取得するということは、本質的にやるべきことが異なってくる。
いずれにしても、受験される方は、少なくとも「合格する」ということを目標・目的として勉強に励んでいるのであろうから、その方向性を見誤らないようにして、確実に合格を勝ち取ってもらえたらと思う。
今後この takahilog でも、「準1級」や「1級」合格のために「やるべきこと」などもまとめていきたいとは思っているので、引き続き当サイトを時々チェックしてもらえると嬉しく思う。
あなたもぜひ、英語力を磨いて ”楽しい人生” を。
それではまた。