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【 英検 (準1級) 】2021年度第1回 受けて来た|初受験の感想・注意点など

【 英検・準1級 】を受けてきた。

今回、2021年度第1回を受験された方、お疲れさまでした。

私個人としては、あくまで【 英検1級 】合格へ向けた序章に過ぎないが、今回初受験を終えてみて、正直、

「そう簡単な話でもなさそうだな。」

と、若干ビビらされてしまった感もあったので、その辺り、受験した感想など、ここにまとめて記しておきたい。

 

感想

今回の「英検」受験、はっきり言って「やり切った。」感は、一切ない。

それもそのはず、今回同時に受けた「TOEIC」と共に、

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私としてはこの受験を ”実力試しの場” だと位置づけていたからだ。

ただ受験後の率直な感想としては、「やっぱ語彙力が全然足りないな~。」の一言だ。

英検の試験特性という観点から見ても、特に Reading に関しては、やはり前情報で知り得ていたとはいえ、「これは単語力に特化した勉強が必要だ。」と痛感した。

私の場合、どちらかというと職歴上、経済や経営といった分野に関する語彙には強い傾向があるものの、ネイティブが日常で普通に使うような頻出単語や句動詞といった所が逆に抜け落ちてしまっているのだ。

TOEIC などとは違い、非常に幅広い分野のテーマが扱われる英検という試験特性に対する対策という意味では、やはり「語彙力強化」というのは、かなり重要なファクターであることが再確認できた。

所々に知っている単語や意味が類推できる単語があったため、消去法や勘で解答できなくはないものの、自信を持って正解を選択できた問題というのは数少なく、点数的にはかなり厳しいだろうなということを感じながらの解答となっていた。

 

そして、Writing と Listening に関しては、思っていた以上にできた感触はあった。

Writing は予習していた雛形に沿った形で語数も150弱にきれいに収めることができ、内容如何以前の形式的な部分についてはクリアできたし、肝心の論理性の部分でも、薄っぺらさは否めないものの、大きく的を外しているということはないとは思う。

逆にこの Writing に関しては、語数制限の問題もあり、そこまで深く踏み込んだ書き方というのは難しいという根本的な問題もあって、最低限の主張は展開できたのではないかと感じているので、あとは採点者がどの程度部分点を与えてくれるかにかかっているといった所だろう。

Litening についても、先に問題文・選択肢に目を通すといったことや、主語・疑問視を聞き逃さないといったポイントをおさえ、ある程度 (70%程度) 聞き取れていたのではないかと思う。(とは言っても7割り程度でまだまだではあるが。)

時間配分に関しても、一応予習をして作戦を立てていた成果もあり、適切な進め方をしていくことができ、TOEIC の時ほど時間との戦いになるようなこともなく、Writing の時間をしっかりと残した上で Reading を解き終えることはできた。

ということで、今後の課題としては、やはり「語彙力」と、正確な文章を書けているという自信に繋げられるレベルの「文法知識」が必要で、まさに ”改めての基礎固め” をやり直す必要性を感じたというのが率直な感想だ。

TOEIC と比較すると、いわゆる ”いやらしい” 問題、つまり「引っ掛け問題」や、解答者を惑わせようとするような意図を感じる問題・選択肢といったものは少ないように感じ、素直に解くことができる問題ばかりだなと感じたため、試験全体を通して ”基礎力” が試される形で設計されているのだと思う。

受験に際しての問題点

ただ一点、今回の受験に際しての最大の、そしてあり得ない問題 (出題される試験問題という意味ではなく、”受験環境” の問題) は、「騒音」だ。

試験中、窓の外で ”ブォォォォーーン、ヴゥオォォオォオオーーーーーン” という機械音が一定時間鳴り響いていたのだ。

私が受験した会場は、東京のとある高校の校舎だったのだが、その校内にある植木なのか、校舎横の幹線道路の街路樹なのかは判らないが、おそらく落ち葉を風でかき集めるような、掃除機の音をバカでかくしたような音が10-15分にわたって、盛大に発生していた。

これはさすがにあり得ない。

ただ不幸中の幸いで、その音が鳴り響いていた時間が試験開始直後から Listening 開始までの間であったため、Listening が全く聞こえないという事態はかろうじて避けられたものの、これがもし Listening の時間に重なってしまっていたとしたら、あれは間違いなく再試験モノであろう。

試験会場の準備等はどこの組織が管轄なのか知らないが、改めて指摘するまでもなく、試験時の周辺環境は試験結果に影響を与える非常に大きな要素となるもので、試験会場周辺の清掃作業等がないかや騒音発生の要因がないかぐらいは確認しておいて欲しいと思った。

したがって今後英検受験を考えている人は、こうした騒音問題の発生にも備えて、ある程度環境音や周辺の状況が騒がしくても集中できるといった訓練をしておかなければ、不用意にそうした試験環境に置かれてしまってテンパってしまい、本来の実力が出せないといったことも考え得るので、事前に心の準備が必要であろう。

その点、同時に (前の週に) 受験していた TOEIC に関しては、受験会場が早稲田大学構内で、騒音とは無縁の静けさが漂っていて、非常に受験に際しては適した環境と言える空間が用意されていた。

大学の敷地面積と、幹線道路等に面した高校を比較するのもおかしな話かもしれないし、試験開催が休日だということ (清掃作業等は休日に行われる事が多い) も考慮する必要はあるものの、今後の試験対策の一環として、そうした事態も起こり得るということを知れたのは、後学のためにはなったと前向きに捉えるより他あるまい。

 

さらに、これはさほど大きな問題ではないものの、試験監督者が (訛り方からおそらく) 中国系の方で、かなりたどたどしいカタコトの日本語を話しており、試験開始前の注意事項や指示などが、一部「ちょっと何言ってるのか解らない。」状態だった。

騒音問題以外、今回は特段大きな問題は発生しなかったから良かったものの、試験中に何か問題発生した場合の対処等について、試験官とのコミュニケーションという点においては、試験開始前から不安に苛まれる展開となった。

さらにさらに、試験妨害とも言える要素として、自分の後ろの席の受験者が、足で一定間隔で地面を ”コツコツ” とステップを踏むという意味の解らない習性があり、思わず試験中に注意しそうになった。だが、前述の通り、試験官に日本語が通じなくて時間を取られるというような派生的な自分の試験に対する影響を考慮して、実際には抗議等はできなかった。

この後ろの席の輩には本当にイライラさせられ、窓の外の騒音問題と同じく、集中力を阻害されてしまったため、なるべく指で耳の穴を塞いで試験に回答していた。

以上が今回の受験に際しての問題なのだが、何より、こうしたことに気を取られてしまっている時点で、試験に集中できていないことは明らかであり、それにより時間を無駄にしたり、無駄な読み返しなどが発生していたことは間違いない。

ただ、裏を返せば、「英検の試験環境なんてこんなもの。」、あるいは「そうした騒音問題や、集中力阻害要因がある環境でも発揮できるレベルでの英語力が求められている。」という捉え方もできなくはなく、今後【 英検1級 】合格へ向けた広い意味での試験対策としては、今回気になった要素も非常に勉強にはなったと言うこともできるかと思う。

準備・勉強したこと

ちなみに今回、英検準1級を初受験するにあたって、特別な対策、特化した勉強等の類に関しては、一切何も行ってはいない。

これは、「無勉強でどのぐらい闘えるものなのかな。」ということを試したかったという気持ちがあったこと、そして、そもそも今回の受験に向けて、あまり大きなモチベーションが湧いてこなかったという2つの理由によるものだ。

ただ、日常的に英語の経済ニュースに目を通したり、YouTube で英語圏の動画を (英語で) 見たりはしているため、全く英語に触れずに試験を受けたというほどではないものの、”試験対策” という意味では特段特別なことは行っていないため、まさに ”素” の状態で受験したということになる。

さすがに一発での合格は難しいレベルの試験かなとは考えていたし、今回実際に受験してみてやはり厳しいかなと感じた部分は大きいものの、僅かながら「受かってるかも。」という希望も捨てきれずにはいるので、あとは結果発表を楽しみに待ちたいと思う。

私の英語歴

ちなみに、私のこれまでの ”英語歴” に関しては、留学経験一切なし、仕事で資料作成等の際に英語の WebSite をチェックしたり、文献を読んだりといった必要性はあるものの、それほど高度な英語でのコミュニケーション能力を要するようなものでもない。

ただ、会社を退職した際に、留学を目指して TOEFL を中心に少し試験対策として英語を勉強していた時期があったことと、その後も日々英語に触れる機会は作り続けるように心掛けてきたため、そういった部分で多少は英語力がついている、あるいは伸びているということはあり得るかと思う。

学生時代を思い返しても、特に英語の勉強に取り組んだ記憶もなく、それこそ、会社に入社時 (22歳当時) に一斉に受験させられた TOEIC のスコアは衝撃の300点台だったような記憶があるほどに、英語を、いや勉強全般にそれほど力を入れて取り組んできた覚えはない。

一方で社会人になってからは、ご多分に漏れず「英語が使いこなせるようになりたい。」という漠然とした思いは持っていたため、継続して英語の経済誌や WebSite を読むというような習慣はついており、解らないながらも、英語を目にした途端に拒絶反応を示すとか、無理無理!と端から諦めてしまうといったことはなかったため、英語を自然と受け入れる ”素地” のようなものは既に自分の中に醸成されているように思う。

 

動機:なぜ英検1級を目指そうと思ったか

そもそも私がなぜ【 英検1級 】の取得を目指そうと思ったのかと言えば、それは「勉強を継続するモチベーションの源泉が欲しかったから」というのが最も大きな理由だ。

英語を使いこなせるようになるのに、英検1級という資格が必要かと言われれば、無論そんなものは全く必要ではなく、英語ペラペラで英検を持っていない人なんてゴマンといる。

だが、やはり明確な目標に向かって突き進むということを前提に勉強を進めていくことで、計画段階から「効率的に勉強しよう。」、「合格目指して頑張ろう。」というモチベーションが湧き、さらには ”締め切り効果” も相まって、勉強をする姿勢にも身が入るというのは間違いないかと思うので、そこ効果を期待しているという所だ。

英検1級合格者の話では、単語問題を中心にかなり苦戦したという人も多いことから、実際どのくらいの期間で合格にたどり着けるかは判らないが、コツコツと一歩ずつ進んでいきたいと思う。

そしていずれ、最終目標である、「英語でビジネスができる」、「英語圏の人たちと苦もなく談笑できる」といった段階へと到達したいと思っている。

今後:英検1級へ向けて

今回の準1級の受験を経て、やはり自分にはまだ ”基礎固め” が不足していると改めて感じさせられたため、今後に関しては、まずは再度徹底して「語彙力」の強化と、「文法知識」の基盤固めを行っていきたいと考えている。

必要な参考書等はすでに手元にあるので、あまり手を広げ過ぎることなく、1冊ずつ集中して着実に潰していくことで、実力をつけていくと同時に、自信もつけていければと思う。

早ければ、2022年中、遅くとも2023年第1回ぐらいまでには英検1級合格レベルの実力をつけられるよう、取り組んでいきたいと考えている。(現時点から1年半~2年程度)

まとめ

正直、現時点では【 英検1級 】は非常に遠い目標なんじゃないかと感じる一方で、「なんだかいける気がするー。」という部分も少なからず自分の中で感じているので、焦らずコツコツと、合格への道を進んでいきたい。

takahilog では、今後も引き続き英語の勉強に関する話題を取り上げていきたいと思っているので、英語の勉強に関心のある方、学び直しがしたい大人の方などにはぜひ今後も注目しておいてもらえると嬉しく思う。

それでは、また。

 

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