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Tシャツ-メッセージ性

あなたが今着ているTシャツ、何て書いてますか?

「Tシャツは無地しか着ない」という人もいると思いますが、1枚ぐらいはプリントTシャツ(写真や文字が入っているもの)も持ってますよね。
そのプリントTに描かれた文字や写真・グラフィック等について、ちゃんと意味を理解して買いましたか?

Tシャツを選ぶ時、形やサイズも然ることながら、まずそこに描かれたもののデザインが気に入って「買おう」と決めますよね。
でもそれが何らかの「言葉(何らかの意味を持つマーク等含む)」で、特に海外のデザインのものは、Tシャツに描かれたイラストや写真の感じ・文字の装飾等、その『デザイン性』が自分の感性に合うかどうかで判断しているという人がほとんどでしょう。(「英語でなんかよく解らないことが書いてあるけど、見た目(デザイン)がカッコ良い(可愛い)から買おう。」的発想。)

それ、実は危険なんです!

「Tシャツ-メッセージ性」という意味で、最近話題になった最も解り易いエピソードは、メジャーリーガーのイチローではないでしょうか。
知らない人もいるかもしれませんが、イチローは、自分が球場入りする際に、いわゆる「おもしろTシャツ」を披露することで、ファンを楽しませています。

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これは、イチローがエンターテインメント性を追求する中でのひとつの演出としてやってくれているものですので、今回のテーマとは少し意味合いが異なりますが、このTシャツの持つメッセージ性というものは、海外へ行った時には、あながち馬鹿にも出来ないものなのです。

つまり、「あなたが身につけているものが、あなたに代わって”無言の主張”をしている」ということが起こり得るのです。
そしてこれは、海外の人は特に、着ているものの”メッセージ性”に対する感度が高い、と言い換えることができます。

少し大袈裟な表現になりますが、私達日本人にはあまり馴染みのない、人種差別や政治思想等、さまざまなイデオロギーや、主義・主張というものが、海外では強く意識されることがあります。もっと極端な言い方をすれば、その人が身につけているもの(=そのメッセージ性)によって、敵・味方を判断する訳です。戦国時代の甲冑や軍旗、戦争中の各国戦車の柄のようなイメージですね。

私も以前、海外に長く住んでいた方(年配の日本人でほぼ外国人)の前に、外国人の赤ちゃんの顔が大きくプリントされたTシャツを着ていった際に、「そのTシャツには、どういうメッセージがあるの?」と尋ねられたことがあります。

当然私自身は、ご多分に漏れず、単に可愛らしい赤ちゃんの写真が気に入って購入し、何も意識せずに着ていただけでした。

日本人同士なら、知り合いがちょっと可愛いデザインや面白いデザインのTシャツを着ていれば、「それ可愛いね」とか「そのTシャツ面白いね」という会話になるかと思います。
でも、その時私は、”メッセージ性”について聞かれたのです。これは日本人同士では、まず起こり得ない発想ではないでしょうか。

そして、その時はじめて、今回のテーマである、「Tシャツのメッセージ性」というものについて考えさせられました。

要は、海外の人達というのはそれぐらい「Tシャツのプリントには、何か意味がある」という捉え方をする、ということです。
よく考えてみると、海外の街中をゆく人達は、TVや雑誌などで見ていても、無地のものを着ているイメージがあります。
つまり、逆説的ではありますが、海外においては、周りの環境がプリントTを目立たせているという見方もできるかも知れません。

いずれにせよ、海外に出かける際、または、日本でも海外の人が多く集まる場所に出向く際には、身につけるものはちょっと気をつけて選んだ方が良さそうですね。

そう。
こうならないためにも。

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